オールセラミック冠 - 院長ブログ

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2015年1月 4日 オールセラミック冠

当院のかぶせ物を ハイブリッド冠からオールセラミック冠に変更して しばらく経ちました。
時間とともに 被せた冠の状態も変化してくると思い 定期検診に来院された方の口腔内をチェックしています。その中で感じることは、自費のかぶせ物 すべてをオールセラミック冠に変更して良かったということです。


一 番は色の変化がほとんど無いことです。従来の硬質レジンといわれる強化プラスチックを混ぜたハイブリッド冠では、吸水性があり 時間がたつと どうしても 変色が出てきます。例えばコーヒーや紅茶、カレーライスといった着色、浸透しやすいものは吸水性により 歯の表面に色が沈着してしまいます。この汚れは磨 いても落ちません。


ところがオールセラミック冠は、陶材ですから ほとんど吸水性が無いのです。料理で使うプラスチックのお皿と陶器のお皿では、長年使うと汚れ具合や光沢が歴然とすることからも分かります。歯も同じです。 


二番目は、丈夫さです。歯の中にファイバーコアという金属を使わない補強材を接着し その上にオールセラミック冠を接着することで歯と冠が一体化して強くなります。これも現在の最新の接着剤を使用するため強固につきます。今のところ 脱離した症例はありません。


三番目は自然に見えることです。金属を使わないので 差し歯をした歯の付け根の歯肉が黒くなってしまうことを防ぐことができます。したがって自分自身の歯と区別がつきにくい自然さがあるのです。


今後の心配事として、歯根破折があります。これはすべての歯にいえることです。歯ぎしりのある方や噛む力の強い方 抜歯した結果 歯の数が少なく 噛む場所 がそこしかない方 虫歯が進行していて歯の厚みがほとんどない方などは、たとえオールセラミック冠で最新の注意を払って治しても割れたりして抜歯に至るこ とはあります。残念ながらゼロにはできません。


予防として定期健診や歯ぎしり用のマウスピースなどを併用することをお勧めしています。


この写真の一本がオールセラミック冠です。自然で区別がつきにくいのがわかります。

オールセラミック20150104-1.JPG

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