口腔カンジダ症 - 院長ブログ

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2019年3月 7日 口腔カンジダ症

口腔カンジダ症は口腔内にいるカンジダ菌が異常に多くなった場合に起きる病気です。免疫力の低下・唾液分泌機能の低下・口腔環境の悪化等が原因です。症状が出た場合は悪化する前に早期に専門医の診察治療が必要になります。口腔カンジダ症は、白いカンジダ症(偽膜性)・赤いカンジダ症(紅斑性)等があります。

白いカンジダ症の症状は、患部に白いコケやヨーグルトのおりの様な白いものが付着する等の症状がでます。免疫・感染防御機能が低下している人が罹患しやすいです。体力が弱い子供や大人、HIVや糖尿病を罹患している人、ステロイドや抗生物質を長期間使用している人等は罹患しやすくなります。

赤いカンジダ症は、患部が赤くなり灼熱感や痛みが出る・両側の口角が切れる・苦味を感じる等の症状がでます。口腔内には毛細血管があるため見過ごされやすい傾向にあり、また、別の疾患だと判断されてしまうことがあります。口内炎とは異なる疾患のため治療方法も異なります。

白いカンジダ症が今までは多い傾向にありましたが、現在では赤いカンジダ症も増加しています。カンジダ菌は真菌の一種で治療には抗真菌薬を使い、うがい・塗り・内服薬により治療を行います。また、口腔粘膜の掃除・口腔保湿を行うと良いです。カンジダ菌は口の中に普通にいる菌ですが、異常に多くなった場合に問題となります。他の病気等も原因になるので、他の病気を罹患している場合は、そちらの治療も必要です。

厚くなるカンジダ症と言うのもあり、口腔粘膜が厚くなると言う症状で、腫瘤や白板を形成したりすることがあり、また、口唇から内側の頬粘膜や舌背部に症状が良く出て、白斑を伴う場合もあります。

口腔カンジダ症を放置すると肺炎を罹患する場合があります。肺炎は死因3位で、肺炎を放置すると命に関わる重大な事態になることがあるので注意が必要です。また、高齢者が肺炎を罹患すると心筋梗塞や脳卒中に罹患しやすくなります。風邪と症状が似ていますが、風邪とは別な病気で治療方法が異なりますので注意が必要だと言えます。

この様に、口腔カンジダ症を放置すると重体化してしまいますので、早期治療が大切だと言えます。子供やお年寄りが罹患しやすい傾向にあり、自分で早期発見して専門医に相談することは健康な一般人と比べてできにくい傾向にあります。身近な家族が口腔カンジダ症を予防早期発することが大切だと言えるかもしれません。早期発見することにより、健康が維持できるだけでなく治療費も安くすみます。

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