院長ブログ

2018年10月 5日 コンポジットレジン充填の進歩

コンポジットレジン充填の進歩 "コンポジットレジンは樹脂制の歯の補綴物(治療用素材)であり、一般的な歯科治療において幅広く使われています。銀歯などとは異なり元の歯の色に近く目立たないことや、保険適用で治療ができることなどの理由で、多くの歯科医がこれを治療に採用しているのです。コンポジットレジンには様々なメリットがありますが、一方ではデメリットなどもありますので、その特徴をしっかりと理解して正しく使用することが重要になります。

レジンというのはもともとは天然の樹脂(松ヤニなど)を意味する用語だったのですが、現在では合成樹脂を含めた材料全般がレジンと呼ばれています。コンポジットレジンは医療行為に使用されるという特性上、強度や耐久性や安全性にしっかりとこだわって作られていることが特徴となっています。コンポジットとは「混合」という意味であり、合成樹脂によるレジン材料にセラミックやガラスなどの鉱物の微粉末であるフィラーを混ぜ合わせることで作られます。その強度は一般的なレジンよりも高く、さらに天然の歯の素材に近い色や透明感を得ることができるのです。

コンポジットレジンには2種類の素材を混合することで硬化するタイプと、紫外線などの光線を照射することで硬化するタイプとがあります。それぞれのタイプには異なる特性があり、治療の部位などにより使い分けが行われているのです。実際の歯科治療では虫歯の部位などを削った後に、患部にコンポジットレジンを充填してこれを硬化させます。コンポジットレジンによる治療では歯を削る量を最小限に抑えることができますし、さらに仕上がりが自然で目立たないことも大きなメリットだといえるでしょう。

コンポジットレジンのデメリットとしては、力がかかる部位の治療には適さないことがあげられます。銀歯などの金属材料とは異なり、強い力がかかるとコンポジットレジンが割れてしまったり、接着した箇所から外れてしまう可能性があるのです。さらに経年により、素材そのものが変色してしまう場合などがあります。口内環境が酸性に傾くとコンポジットレジンが変色しやすくなりますし、さらに虫歯が発生する原因にもなりますので、普段からしっかりとハミガキをして口内環境を整えることを心がけてください。コンポジットレジンによる治療の仕上がりには、歯科医の技量が大きく影響することになります。信頼できる歯科医を選ぶことも、コンポジットレジン充填による治療を成功されるための重要なポイントなのです。"

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