知っていますか? 顎関節症の基礎知識 - 院長ブログ

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2020年9月30日 知っていますか? 顎関節症の基礎知識

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群馬県 伊勢崎市 みやこ歯科
歯科医師・院長 高橋邦夫

顎関節症の人は増えている?

顎関節症はこれまでも一定数の患者が医療機関を受診していましたが昨今はこれまでに比べ患者の数が増加しており、その理由は患者数が増加傾向にある理由は社会の変化が大きくなっている事に伴い精神的に強い負担を感じている方が増えていることや、スマートフォンやパソコンなどの情報デバイスを使用する頻度と時間が増えているためです。

スマートフォンやパソコンの使用時は、ディスプレイをしっかりと見るべく顔をディスプレイに近づけて前傾姿勢になるので、筋肉と顎関節に通常時はかからない負担が生じ顎関節症に繋がります。
また、大人に発症する症状という認識も高く持たれており実際に患者の年齢層の割合は成人が多いですが、患者の中に子供の姿が一切見られないわけではありません。

子供が発症する原因の多くは先天的に歯並びが悪い傾向にあり、歯並びが悪い事によりかみしめた際に顎に歪みが生じ症状を発症します。

顎関節症は症状の度合いにより1型から4型まで分類分けが行われているので、不調を覚え医療機関を受診した際には診察により分類が分けられ、各段階に応じた治療法が選ばれて施されてます。

診察が開始される場合は不調が生じている顎のみに目を向けるのではなく、異なる病気ではあるものの酷似した症状を発症する外傷性の顎関節炎や関節リウマチの有無の確認から開始されます。

続いて不調が感じられるようになった時期と初期段階に現れた変化の様子、初期段階から今日に至るまでの間で変わっていった事を聞き取り調査し筋肉や関節、口腔内の確認が行われます。

生じる症状は外傷性の顎関節炎や関節リウマチと酷似していますが、パノラマX線撮影法やMRI検査といった解析能力が高い画像検査を用いる事により、異なる症状との鑑別診断は明確に行えて安心です。

検査を終えた後今後継続的に行っている治療法を選定する際には、歯を削りかみ合わせを整えるという不可逆的な方法は可能な限り行われず、プラスチック製のマウスピースを用いるなど現状のまま健やかな様子に戻していく可逆的な治療法が行われます。

さらに、顎関節症が精神ストレスにより引き起こされていると診断された際には、抱えているストレスを緩和させるためのカウンセリングが施されたり、痛みが強まった際に服用すべく鎮痛剤を処方されます。

<執筆者>

群馬県 伊勢崎市 みやこ歯科
歯科医師・院長 高橋邦夫

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