みやこ歯科 教えて!Q&A(保険治療と保険外治療について)

皆さん、自由診療(自費)を知っていますか?

本来、歯は白くキラキラ輝いているものです。銀歯を被せているのは日本人だけではないでしょうか? 最近はTVや雑誌でも取り上げられているように、お口の中の一般的な銀歯に使われる金属は体によくないと言われています(金属アレルギー)。

アメリカではセラミック(白い歯)が当たり前。歯並びもチェックが厳しく、"矯正してください"と、学校から指示がくるそうです。このページでは、自費治療について、これまで患者様から寄せられた不安や疑問にお応えしていきます。きっとあなたの知りたいこともあるはずです。

自費で治療した場合、その歯は何年位もちますか? せっかくお金をかけるなら、長くもたせたいです。

何年もつかは、その人の食生活や定期健診の受診方法で差がつきます。誰もがお金をかけてすぐにだめになってしまったらショックですよね。当院では、状態の悪い歯に、自費をオススメすることはありません。 自費のかぶせものやつめものは、とっても歯にやさしい材料でできています (セラミック・強化プラスチック・ゴールドetc┉) 。保険の金属では、残念ながら歯にやさしいとは言えません。人間の歯は年々磨り減っています。それと同じようになるような材質がとても大事なのです。もちろん、自費治療をしたらおしまいではなく、長持ちさせるために定期健診を受け、噛み合わせのチェックや歯槽膿漏の予防がとても大切です。

自費で治療すると再治療することはないですか? 歯周病になりにくいですか?。

本当なら「ないです」と、言いたいところです。歯の治療は、自費でも保険でも最善を尽くしていますので変わりはありません。例えば、かぶせた歯の根に何らかの原因で炎症がおきてしまった場合など、一度かぶせたものをはずす必要があれば、はずして治療をしなければなりません。そうならないように定期健診を受け噛み合わせの調整をすることをお勧めします。

歯周病も同じで、かぶせものやつめものを長く使えるように定期健診をうけ歯周病の進行を防ぎましょう。噛み合わせの調整で揺れていた歯も揺れがおさまります。

自費で入れた場合ほとんどの人がダメにならないようにしようと歯磨きをしっかりするようになります。とってもいいことだと思います。お口の中をきれいにしようという意識が大切な歯を守るのです。

以前通っていた歯医者では自費の話は全くなかったです。自費って高いイメージがありますが、お値段はどの位ですか?

みやこ歯科医院では、患者様自身にかぶせものやつめものの選択をしていただきます。押し付けることはなく、ご納得された上でお選びいただきます。説明は、コンサルルームで種類や材質についてお話しています。

自費(保険外診療)の費用については、プライスリストをご覧ください。自費が高いか安いかは使い勝手や価値観によってずいぶん異なります。自費の金属床なら薄くて、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく感じることができます。金属の床なので二つに割れてしまうこともなく、上手に使えば長持ちしやすいです。半年ごとに作り変えたりするのを考えると、どちらが高いのか。また、かぶせものでも銀歯で思いっきり笑えない、色が気になるなどの悩みをかかえて過ごすより、明るい毎日を送りたいものですね。

自費ってどういう部分で保険がきかなくなるのですか?。

保険診療は必要最低限の物でできています。審美性や使い勝手を考えると、保険よりもはるかに自費治療はお口の中や歯に優しい材料を使用しているのです。戦前は歯のつめものとして金が使われていたそうです。戦後は戦時中にありとあらゆる金属が没収され残っている物がありませんでした。そこで苦肉の策として、銀に数種類の金属を混ぜ合わせて、ある程度の硬さをだして詰めました。戦後の混乱期に応急的に作られた「銀歯」がいまだに使われているのです。銀歯は歯として使うのに次のような問題があります。

  • 歯に比べて硬すぎる。均等に磨り減らないので結局歯をダメにしてしまう。
  • 適合性に問題がある。歯と金属は隙間なくピッタリ合う必要があるが、この銀歯では合わない。ゆえにそこから虫歯がまたできる。この繰りかえし。
  • 金属イオンを出し、金属アレルギーの原因になる。
  • 見た目が悪い。

自費の治療って60才、70才の人がしても効果ありますか?

もちろん年齢は関係ありませんが、歯周病の進行具合により異なります。よく「20歳の時に入れた差し歯が30年もっている」なんて話を耳にしたことがあると思います。その人の30年前のお口の中の状態はどうだったでしょう?50才になった今と違いはないでしょうか?少なからず歯周病の進行がみられると思います。なので、若い時に入れた物は長持ちしやすいです。

この人が50才の今、同じ物を入れたとします。これから20年もつかと聞かれれば、そうではありません。歯周病が進行している歯にかぶせるので、状況が異なります。しかし、定期健診を受け歯周病の進行を防げれば、それだけ長持ちする確率は上がります。

60才、70才になっても、お口の中に関心をもち良い状態を保つことができれば、充分長くもたせることができます。たとえ残っている歯が少なくても快適に過ごせるように金属の入れ歯を入れている人も多くいます。食べ物をしっかり噛んで丈夫な身体を作りましょう。

白い歯にしたら、絶対に取れないのですか?

「絶対に取れない!!」と、言えないところがつらいところです。人工的に作られた接着剤でつけるので取れてしまうこともあります。ただし、自費で作られた物は保険の物と違い精密にできています。取れてしまう原因は、かぶせものと歯との間に入っている接着剤が溶けてしまってそうなるのです。

ほとんどの場合、その隙間から再びむし歯になっていることが多くみられます。自費は取れたりしないように「ピタッ」と収まってくれるんです。もし取れてしまった時は、早めに受診してください。取れたときの状態がよければ、そのままつけられることもあります。日にちが経てば経つほど元に戻らなくなります。

一度金属床の入れ歯を作れば、その後、歯が抜けても修理できるの?

部分入れ歯の場合、バネがかかっていた歯が抜けてしまった時のことを想定し金属の部分を少し大きめに作れば足すこともできます(すべてのパターンではありませんが・・・)。少しでも長く自分の歯を使えるように定期健診で補いましょう。

自費の保証について詳しく教えてください。

みやこ歯科医院では自費治療に関して、3~5年の保証期間をもうけています。また、すべての保証期間は定期健診を受けて頂くことが条件になります。保証期間中にかぶせものや、つめもの、入れ歯において不具合が生じた時、無料修理させていただきます。

ものすごく硬い物を噛んで歯が欠けてしまったり、根の先に炎症がおきてかぶせたものを、はずさなければならない状態の時などは保証が適用されませんので、注意してください。一度かぶせたものを、はずしたりする事がないようにいつもお口の中に関心をもち続けたいですね。